■高知県大豊町の生産者 北村様生産の茶▼目安強火で5分煮出してお召し上がり下さい。■内容量:50g碁石茶のふるさと 碁石茶は、漬け込む前にカビ発酵させる必要があることから、阿波番茶よりも製法は複雑です。この碁石茶のルーツをたどると、中国雲南省に住む少数民族の布郎(プーラン)族が作っていた酸茶があります。この酸茶は、カビを発生させた後に、竹筒に入れて土中に埋め、嫌気性発酵をさせるものです。この酸茶と碁石茶との製法は原理的には同じです。したがって碁石茶のふるさとは、ミャンマーをも含めた中国雲南省西双版納附近と推定することができます。 中国唐代の文人で茶祖といわれる陸羽(733〜804)の著わした「茶系」によれば、四川省、雲南省附近を茶樹の生まれた所としています。茶樹の栽培が始まったのは、紀元前千余年前と伝えられていますが、当初は薬用として利用されていました。お茶が嗜好品として利用されるようになったのは、三国時代からで、さらに一般に普及するようになったのは唐代になってからのことです。唐の時代は、日本では奈良から平安の時代です。唐の文化にあこがれていた日本は、遣唐使や留学僧を送り込み、その文化の摂取をしていました。お茶の文化も、この時に日本に伝えられました。 採取、選別、加工風景です。ひとつひとつ丁寧に手作業によって碁石茶は生まれます。 幻のお茶「碁石茶」は、全国どこにもない独特の製法をもった、数少ない発酵茶のひとつです。かつては嶺北地方の主要産物の一つとして、瀬戸内地方を中心に出荷されていましたが、時代の変遷の中で生産農家は激減し、現在ではこの伝統を守り続けている農家はわずかに数軒となっています。秘伝ともいえる独特の製法をもつ碁石茶は、中国からもたらされた茶のルーツを探るうえでも重要なお茶として注目を集めています。 日本で唯一碁石茶のように完全発酵させたお茶は、わが国において他に類がありません。甘ずっぱい香り、独特の風味、そしてタンニンが少ないことが特徴です。この碁石茶はかつて塩と交換する貴重な特産として生産されていました。 山茶 碁石茶を生産しているのは、大豊町の東梶ヶ内という山間地です。南には吉野川が流れる山の南東斜面に位置する集落一体は、標高430m、霧が多く、日照時間が長いというお茶の生育に適した場所です。碁石茶の原料となる茶樹は“山茶”と呼ばれるもので、かつては山焼跡に自生していた茶樹です。 ▼高知県大豊町の生産者 北村様生産の茶 ▼便秘改善・ダイエット・美肌を目指すあなたにオススメ!! ▼目安強火で5分煮出してお召し上がり下さい。 ▼内容量:50g |