ちくま学芸文庫 鴨長明 浅見和彦 筑摩書房ホウジョウキ カモ,チョウメイ アサミ,カズヒコ 発行年月:2011年11月 予約締切日:2011年11月09日 ページ数:253p サイズ:文庫 ISBN:9784480094070 鴨長明(カモノチョウメイ) 1155年ごろー1216年。
京都下鴨神社の神職の家に生まれる。
大火、竜巻、戦乱、飢饉、大地震を体験、そのもようを精細に『方丈記』に書き記す。
のち出家して日野に隠棲、方丈の庵を建て、時代と人生を省察した。
歌人、音楽家としても活躍。
鎌倉をはじめ、各地を旅する 浅見和彦(アサミカズヒコ) 1947年生まれ。
東京大学文学部卒業。
成蹊大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです) 序章/安元の大火/治承の辻風/福原への遷都/養和の飢饉/元暦の大地震/住みにくき世/あられぬ世/仮の庵のありよう/草庵の生活/仮の庵もふるさとなり/手の奴、足の乗り物/終章 日本古典文学中屈指の名文『方丈記』。
著者鴨長明が見聞し体験した、大火、大風、遷都、飢饉、大地震などが迫真の描写で記録され、その天災、人災、有為転変から逃がれられない人間の苦悩、世の無常が語られる。
やがて長明は俗界から離れ、方丈の庵での閑居生活に入りその生活を楽しむ。
しかし、本当の心の安らぎは得ることができず、深く自己の内面を凝視し、人はいかに生きるべきかを省察する。
本書は、この永遠の古典を、混迷する時代に生きる現代人ゆえに共鳴できる作品ととらえ、『方丈記』研究第一人者による新校訂原文とわかりやすい現代語訳、理解を深める評言によって構成した決定版。
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